ANAパイロットが初めてボーイング787ドリームライナーを操縦
ボーイング社では5月12日、初めて2名のANAパイロットの操縦による787型機のフライトを実施しました。使用したのはフライトテスト1号機で、約2時間40分にわたりワシントン州上空を飛行しました。搭乗した初のANAパイロットは、787準備室副室長である石井正之機長と、同室主席部員の塚本真己機長の2名で、ボーイング社からは787型機のチーフ・テストパイロットのマイクキャリカーとクリスティーンウォルシュ機長等が同乗しました。フライトは、米連邦航空局より認可された特別な耐空証明の下に実施したもので、離発着を何度か繰り返すと共に、787型機の性能を実感できる操縦を行っています。また、大型ディスプレイ画面、デュアル・ヘッドアップディスプレイ、デュアル・エレクトロニック・フライトバッグなど、787型機の新しいフライトデッキもANAのパイロットに体験しました。
787型機プログラム担当バイス・プレジデント兼ゼネラル・マネージャーであるスコットファンチャー氏は「今回のフライトは、ボーイングが開発、製造した787型機を、ローンチカスタマーであるANAのパイロットに体験して頂くためのものです。ANAのパイロットをフライトテストにお迎えすることが出来、非常に嬉しく思います」と語りました。ANAの石井機長は、「素晴らしく、また貴重な体験でした。787型機に搭乗されるANAのお客様には、新しい空の旅を味わっていただけるでしょう」と述べました。また塚本機長は、「素晴らしいフライトでした。私はこの日が来ることを待ち望んでおりました。この経験を787のスムーズな受領および初就航につなげてまいりたい。」と語っています。
Boeing 787-9 Dreamliner©BOEING
ボーイング社は2010年7月1日、787モデルのストレッチ型787-9型機の最終コンフィギュレーションを決定したことを発表しました。これまでボーイング社では、航空会社およびパートナーと共に787-9型機の最適なコンフィギュレーションを検討してきました。ボーイング社民間航空機部門787-9型機開発担当バイス・プレジデントであるマークジェンクス氏は、「最終コンフィギュレーションの決定は、機体の構造、推力、システム・アーキテクチャーが確定したことを意味します。今回の決定は、私たちが何年にもわたって顧客航空会社の皆さんと協議を重ねた結果であり、この機体の有する素晴らしい性能をお客様に提供出来る日を楽しみにしています」と語りました。787-9型機は、787型ファミリーの2機種目で、標準型となる787-8型機よりも大型で、座席数は16%増え250〜290席、航続距離は、8,000〜8,500海里(14,800〜15,750km)です。なお、787-9型初号機のデリバリーは、2013年後半を予定しています。
2009年12月15日午前10時27分(現地時間)、ボーイング787ドリームライナー初号機ZA001はエバレットのペインフィールドから初めて大空に飛び立ちました。操縦したのは787型機のチーフパイロットであるマイクキャリカーとキャプテンのランディネヴィル。787型ZA001は、エバレット離陸後、ファン・デ・フカ海峡の東側上空を通るルートで飛行し、最高度15,000フィート(4,572メートル)まで上昇、時速180ノット(時速333キロ)で飛行し、午後1時33分にボーイングフィールドに着陸しました。ファーストフライト用テスト機は、ロールスロイス製トレント1000のエンジンを搭載しており、他の5機のテスト機と共に、この先数カ月におよぶフライトテストプログラムに使用されます。なお、テスト機の中の2機はGE製GEnxエンジンが搭載されます。また、フライトテストプログラムは6機を使い、世界各地で24時間体制にて実施されます。なお、1号機のデリバリーは2010年第4四半期を予定しています。
ボーイング787-9最終コンフィギュレーションを決定
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